横浜トリエンナーレ(1)

at242008-11-04


横浜トリエンナーレの話。まずは三渓園会場から。もう数週間前になるけれど。
雨月物語/中谷芙二子
なんだか子供の笑い声が聞こえる...と思って声の方向に歩いていくと...
森の中が霧に覆われている...!びっくり!
これは、、、ドライアイス遊びの延長線上というか、子供の頃の「こんな風にして遊びたいなぁ」の超拡大スペシャル版だな。
子供達がいなくなってからしずかにしていた。見えていた林や小川、お客さんが一瞬にして霧に包まれて、自分だけになって小川の音だけが聞こえる。
しばらくすると霧が晴れてまた元通り。元通りになって見えるお客さんはみんなソワソワしているように見えた。
僕もなんとなく子供の気分になったような気分になり、その一方で、霧に包まれる妙な妖しさも感じた。

そんな妖しさを感じさせてくれたこの作品の実態は、ハイテク霧発生装置とハイテク霧制御システムとハイテク証明プログラムから構成されるテクノロジの塊なのだ。これで「雨月物語」というタイトルをつけるんだからウマい。
ニクいな〜。

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